木材塗装/仕上げオイル・ウレタンワックス・ソープフィニッシュ
家具を選ぶときに、オイル仕上げ、ウレタン仕上げ、ソープフィニッシュなど
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沢山の塗装がありどれにしようかと… 悩んだことありませんか?
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ここでは使う場所や使い方によって、それぞれのメリット・デメリットがありますので
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解説していきます。 せっかく一生モノの無垢材の家具を買うですもの、
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ずっと、大切に使いたいからこそ購入前に知っておきたい木材塗装仕上げ。
木材種類、木材グレード(等級)など詳しい詳細は下部に関連記事でご紹介しています。
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目を通して頂ければ、より自分好みのオーダー家具に仕上がります。
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木材塗装① 植物性オイル塗装
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※(オイル塗装で仕上げるシーン : 無垢テーブルなど家具全般)
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自然界の恵みである植物、果実などを主原材料として使い、
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天然の樹脂や顔料、乾燥材、溶剤などが加えられ木材を保護する機能があるものを
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自然系植物性オイルもしくは自然塗装と呼ばれています。
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植物オイルを木の内部までしみこませる方法で、木の本来の色合いを
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引き出すだけではなく、木材の保護の役割を果たしてくれる木材塗装です。
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無垢テーブルの塗装にお勧めの木材塗装です。
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森の贈り物の家具は植物オイル仕上げが標準、仕上げ塗装になります。
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他社のオイルに比べると撥水力が強くシミが出来にくい植物性クリア撥水オイルを使用しています。
メリット
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① 木の質感、温かみなどの木本来の手触りを楽しんで頂けます。
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② 自分でメンテナンスが出来るので気兼ねなくお使い頂けます。
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(ひっかき傷などの軽めの傷は、紙やすりでこすりオイルを塗布するとキズは消えてしまいます。)
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③ 凹んだ部分もウエスに水を含ませそのうえからスチームをあてると凹を直すことができる。
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④ 木は空気中の湿度を吐いたり吸ったりしますのでお部屋の湿度を調節してくれます。
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⑤ 植物オイルは体に無害なのでアレルギーがある方も安心して使うことができます。
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デメリット
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① 水にぬれたコップを長い時間置くと輪染みができてしまう。
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② 木が呼吸出来る塗装方法なので割れたり反りが出てくることもあります。
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③ 定期的にメンテナンスが必要。(目安は季節の変わり目(春・夏・秋・冬)
エアコンをお使いになられる時期の前)
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( 湿度が高い場所、エアコンの風・直射日光が直接当たる場所、気温差が大きい場所の設置はご遠慮ください。)
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木材塗装② ウレタン塗装
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※(ウレタン塗装で仕上げるシーン : 一枚板 . 飲食店カウンター.水槽台など)
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ウレタン塗装はネームのとおり塗料の主成分になる樹脂がウレタンのものを指します。
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木の表面に薄く透明な膜を作る塗装方法で木の表面に
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膜を張り表面を保護してくれる塗装です。
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固い透明の塗膜で覆われるので、傷や汚れに強い事から
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家具表面の耐摩擦性が低いプリント. 突板などの
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既成の量産家具のほとんどがこの塗装方法です。
メリット
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① 木表面に硬い膜をつくるので汚れやしみが付着しにくい。
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② ウレタンの膜が水や汚れから守ってくれるのでメンテナンス不要。
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③ 木の呼吸を抑制するので割れや反りが発生しにくい。
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④ 水に強い事から飲食店や水槽台など無垢材が苦手とする環境でも使える。
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デメリット
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① どんなに良き木を使った無垢材の家具でも触っているのはウレタン樹脂の膜。
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② オイル仕上げに比べると比較的、高価な塗装。
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③ 時の経過とともに表面が黄色味を帯びた色になり劣化に伴い表面の樹脂がはがれてくる。
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④ 傷や凹みが出来た場合、個人でのメンテナンスが難しい。
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(家具を送り返して頂ければ再塗装可能です! ご安心ください。)
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木材塗装③ ソープフィニッシュ
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※(ソープフィニッシュ塗装で仕上げるシーン : ヒノキのベッド.白いテーブル仕上げなど)
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北欧などではよく使われる石鹸水で家具を保護する塗装方法です。
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有名な家具の一例として ハンスJウェグナー Yチェアが有名です。
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ソープフィニッシュ特徴は石けんの塗膜で木を保護して汚れを付きにくくし、
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一番の持ち味は、オイルと違って濡れ色にならないため、木地本来の色合いを楽しんで頂けます。
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※(上記写真はオーク)石鹸樹脂の白さも残るので清潔感ある白いぽい家具に仕上がります。
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メリット
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① オイルと比べるとサラッとした触り心地でより木肌の色、質感を楽しめます。
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② 白く清潔感ある家具に仕上がります。
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③ 石鹸が成分なのでお子様の玩具などにも安心してお使いいただけます。
④ アフターメンテナンスが簡単です。
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デメリット
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① 膜の薄い石鹸塗装なので他の塗装に比べると汚れが目立つ。
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② 撥水性が乏しいのでオイル仕上げよりも輪シミになりやすい。
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③ 木が呼吸出来る塗装方法なので割れたり反りが出てくることもあります。
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木材塗装④ 植物性カラーオイル
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※(カラー植物オイルで仕上げるシーン:アンティーク家具・お部屋の色カラーに合わせるなど)
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自然界の恵みである植物、果実などを主原材料として使い、
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天然の樹脂や顔料、乾燥材、溶剤などが加えられ木材を保護する機能があるものを
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自然系植物性オイルもしくは自然塗装と呼ばれています。当工房の植物カラーオイルは
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オスモカラーを使用しており、ひまわり油、大豆油、アザミ油、
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そしてカルナバワックス、カンデリラワックスといった
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自然の植物油と植物ワックスからできた人体、動植物に安全な塗料を使用しています。
メリット
① 自分好みの色合いやお部屋に合わせて着色が出来ます。
② 木の質感、温かみなどの木本来の手触りを楽しんで頂けます。
③ 自分でメンテナンスが出来るので気兼ねなくお使い頂けます。
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(ひっかき傷などの軽めの傷は、紙やすりでこすりオイルを塗布するとキズは消えてしまいます。)
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④ 凹んだ部分もウエスに水を含ませそのうえからスチームをあてると凹を直すことができる。
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⑤ 木は空気中の湿度を吐いたり吸ったりしますのでお部屋の湿度を調節してくれます。
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⑥ 植物オイルは体に無害なのでアレルギーがある方も安心して使うことができます。
デメリット
① 塗料が浸透する量は木材によって個体差があるので色見本と同じに仕上がらない。
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② 水にぬれたコップを長い時間置くと輪染みができてしまう。
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③ 木が呼吸出来る塗装方法なので割れたり反りが出てくることもあります。
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④ 定期的にメンテナンスが必要。(目安は季節の変わり目(春・夏・秋・冬)
エアコンをお使いになられる時期の前)